平成30年 12月定例会(第4回) 平成30年11月19日(月曜日) 議事日程第2号 平成30年11月19日(月)午前10時開議 第1 市政に対する
一般質問 ① 3番 氣 田 量 子 君 ② 1番 櫻 田 百合子 君 ③ 8番 舛 甚 英 文 君 ④ 5番 久 慈 年 和 君 ⑤ 9番 堰野端 展 雄 君 ⑥ 6番 江 渡 信 貴 君 本日の会議に付した事件 議事日程に同じ 出席議員(20名) 1番 櫻 田 百合子 君 2番 山 端 博 君 3番 氣 田 量 子 君 4番 斉 藤 重 美 君 5番 久 慈 年 和 君 6番 江 渡 信 貴 君 7番 小 村 初 彦 君 8番 舛 甚 英 文 君 9番 堰野端 展 雄 君 10番 田 中 重 光 君 12番 石 橋 義 雄 君 13番 小 川 洋 平 君 14番 赤 石 継 美 君 15番 豊 川 泰 市 君 16番 畑 山 親 弘 君 17番 織 川 貴 司 君 18番 沢 目 正 俊 君 19番 戸 来 伝 君 20番 竹 島 勝 昭 君 22番 工 藤 正 廣 君 欠席議員(2名) 11番 今 泉 勝 博 君 21番 野 月 忠 見 君 説明のため出席した者 市 長 小山田 久 君 副 市 長 西 村 雅 博 君 総 務 部 長 漆 舘 仁 君 企 画 財政部長 中 野 孝 則 君 民 生 部 長 福 島 均 君 健 康 福祉部長 北 舘 祐 子 君 農 林 部 長 野 田 健 治 君 観 光 商工部長 本 宿 貴 一 君 建 設 部 長 甲 田 信 二 君 上 下 水道部長 森 忠 久 君 総 務 課 長 田 村 和 久 君 管 財 課 長 前川原 史 博 君 政 策 財政課長 漆 舘 典 子 君 市 民 課 長 佐々木 多鶴子 君 国 民 健康保険 野 崎 美智子 君 課 長 ま ち づ く り 沖 澤 篤 君 支 援 課 長 生 活 福祉課長 中屋敷 徳 浩 君 観 光 推進課長 山 本 隆 一 君 商 工 労政課長 今 辰 八 君 土 木 課 長 杉 沢 健 一 君 都 市 整備建築 小笠原 正 彦 君 課 長
病院事業管理者 松 野 正 紀 君 病 院 事務局長 接 待 隆 敏 君 教 育 長 丸 井 英 子 君 教 育 部 長 三 上 和 一 君 教 育 総務課長 中 野 寿 彦 君 指 導 課 長 江 渡 準 悦 君 ス ポ ー ツ ・ 高 田 勝 幸 君 生 涯 学習課長
選挙管理委員会 古 舘 實 君 委 員 長
選挙管理委員会 今 泉 卓 也 君 事 務 局 長 監 査 委 員 髙 岡 和 人 君 監 査 委 員 高 坂 れい子 君 事 務 局 長
農業委員会会長 力 石 堅太郎 君 農 業 委 員 会 市 澤 新 吾 君 事 務 局 長 職務のため出席した
事務局職員 事 務 局 長 佐々木 誠 次 長 齋 藤 文 子 議 会 係 長 木 村 美穂子 主 査 野 崎 俊 介 午前10時00分 開議
○議長(
工藤正廣君) 出席議員は定足数に達していますので、会議は成立しました。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事は、議事日程第2号をもって進めます。
△日程第1 市政に対する一般質問
○議長(
工藤正廣君) 日程第1、市政に対する一般質問を行います。 質問は、通告順により議長において指名します。
△
氣田量子君 質問
○議長(
工藤正廣君) それでは、指名します。 3番
氣田量子君 (3番
氣田量子君 登壇)
◆3番(
氣田量子君) おはようございます。3番、
自民公明クラブ、公明党の
氣田量子でございます。4年という月日は早いもので、
市議会議員として来月12月末で任期終了となります。任期4年間での議員の通信簿とも言える真価が問われるわけであります。これからも市民の皆様の声を議会へ届けるため、さらに実績を積み、十和田市発展のために邁進してまいる所存でございます。 それでは、通告に従いまして一般質問に入ります。市長並びに理事者の皆様の誠意あるご答弁よろしくお願いいたします。
県道三沢十和田線周辺の
交通安全対策についてお伺いいたします。市道前谷地6号線との交差点についてもお伺いいたします。議員活動の中でたくさんの市民相談を受けます。現在延べ件数400件の相談の中で一番多い相談が道路、信号に関する相談です。舗装にしてほしい、穴ぼこなので砂利を敷いてほしい、事故が多いので信号を設置してほしいなどの相談が寄せられています。
高清水地区交差点の信号設置は、たくさんの市民の方から相談があり、また何人もの議員が相談を受け、私も一般質問してまいりました。高清水の信号設置を市民の方々は大変喜んでおります。しかし、交差点が急に広くなる、狭くなるところが危ないなど、要望はまだまだございます。 先月行われました
十和田工業高校生と
市議会議員との
意見交換会の中でも、高校生から、道路をよくしてほしい、歩道を整備してほしい、バス停に屋根を設置してほしいなどの意見が寄せられました。高校生から道路の要望があることに驚きましたが、毎日の通学の際、不便を感じているとの意見でした。東地区から市内への行き来の道路は、
県道三沢十和田線から市道前谷地6号線を通って市内へ往復いたします。朝晩は交通量が多く、交通事故も頻繁に起こっています。 今年度より
十和田観光電鉄鉄道跡地を利用して、車道を約2メートル広げ、
主要交差点部に
右折レーンを設置、
自転車歩行者道4.5メートルを設置する工事が始まります。
右折レーンは、
十和田工業高校生の送り迎えの保護者にとっても、また地域住民にとっても渋滞緩和になり、大変便利になると思います。工事区間にある大きな丁字路は2カ所ありますが、まだ未整備の市道前谷地6号線から県道へ入ってくる丁字路の交差点は、交通安全の面からどのように整備していくのか、市の見解をお伺いいたします。 次に、新庁舎窓口の
ワンストップ化についてお伺いいたします。
窓口サービス向上委員会、市民目線に立った窓口業務の改善、
総合窓口支援システムを用いた
市民総合窓口の試行など、各自治体で市民のための窓口業務の改善に取り組んでいます。 別府市の
窓口業務改革では、平成16年に策定した第2次別府市
行政改革大綱に「
市民ニーズに対応する
行政サービス推進」を掲げ、
たらい回ししない窓口、わかりやすい窓口、利用しやすい窓口、待たせない窓口、正確で親切な窓口を目指して、ICTを活用した
総合窓口設置に向けた
ワンストップ、
ノンストップサービスが可能な
システム整備を行っています。第3次
行政改革推進計画(平成22年度から平成26年度まで)において、繁忙期における平日窓口開庁時間延長や休日開庁を検討対象に設定し、窓口日曜日開庁を実現しております。平成27年7月には、若手職員10人で組織した
プロジェクトチーム「窓口変われば、市役所変わる」を立ち上げ、同年12月に
たらい回しゼロ作戦を初めとする提言書を作成しております。大規模な市で行っていることだから十和田市には当てはまらないかもしれませんが、窓口を改善しようという職員の努力と気持ちが伝わってくる取り組みだと感心いたしました。 平成28年第1回の定例会で、一般質問において新庁舎窓口の
ワンストップ化について質問いたしました。「新
庁舎建設基本構想では、基本方針の一つに市民にとって利用しやすい庁舎ということを掲げており、一つのフロアで手続が済む窓口機能の集約化や
バリアフリー化を図るため、現在
基本設計業務を進めているところでございます」との答弁でございました。市長もまた、「
ワンストップ化、本当に市民側に立った対応だと思っております。どこまでできるのかはこれからでございますが、できるだけ利用しやすいような、そういう体制にしていければいいなと、そのように思っております」とお答えいただきました。また、平成28年第4回定例会でも、転入者の
ワンストップ化について質問いたしました。 第3次十和田市
行政改革大綱の中に、「
窓口サービスをはじめ市民の利便性を高めるため、市民目線に立った
行政サービスの質の向上に取り組みます」とあります。新庁舎完成も間近になり、具体的な取り組みも固まってきていると思います。市民に
たらい回し感を持たれない窓口が実現するのでしょうか。どのような形態の窓口なのかお伺いいたします。 次に、トイレの洋式化について、小中学校の整備状況についてお伺いいたします。家庭の
洋式トイレが当たり前の現在、学校の
和式トイレの使用に苦痛を感じている児童生徒が数多くいらっしゃいます。トイレに行きたいけれども、和式なので我慢しよう、
洋式トイレ待ちで混み合うため、我慢しようなどと思い、自宅に帰るまで我慢する、耐えるつらさは想像以上です。学業に影響が及ぶことや健康上大変よくありません。 平成28年第1回定例会において、災害時避難所になり得る小中学校、また体育館の
洋式トイレ化の質問をいたしました。「トイレが汚いと学校が荒れる、トイレは学校を映す鏡であるとして、老朽化したトイレが子供たちのいじめや施設の破損を引き起こす間接的な要因であると指摘する
教育関係者の意見もございます。1日の大半を学校で過ごす子供たちのために、今回も
学校トイレの
完全洋式化を強く要望いたします」と訴えてまいりました。もう少しスピードアップして洋式化にしてもよいのではないか、
近隣市町村に比べて
洋式化率が遅いと思います。 また、高齢者の方からは、公共施設の
洋式化増設の要望が数多く聞かれます。
女性用トイレ、例えば3基あるトイレに洋式は1基、6基あるトイレに1基だけ
洋式トイレというような施設が多く、膝や腰に負担が少ない
洋式トイレの増設は市民の皆様の、特に女性にとって必要不可欠という時代でございます。
学校トイレとあわせて、公共施設の洋式化のさらなる増設を切に願います。 現在の校舎、
職員トイレ、体育館の
洋式化率をお伺いいたします。 公共施設、特に使用頻度の高い
東コミュニティセンターと
南コミュニティセンターのトイレの洋式化の現状についてお伺いいたします。 以上で壇上での質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○議長(
工藤正廣君) 市長 (市長 小山田 久君 登壇)
◎市長(小山田久君) おはようございます。 私からは、
県道三沢十和田線周辺の
交通安全対策についてのご質問にお答えいたします。 市道前谷地6号線と
主要地方道三沢十和田線との
丁字路交差点につきましては、議員ご指摘のとおり、朝夕に交通渋滞が発生しており、
道路利用者の皆様にはご不便をおかけしているということは認識してございます。この対策といたしまして、県では
道路拡幅事業により、
自転車歩行者道路と
付加車線設置による
右左折交通の分離を図ることとしており、今年度から工事の一部着手をしております。 市道から県道への通行の確保につきましては、現在の押し
ボタン式信号機から
感応式信号機への取りかえによる円滑な交通処理について、
十和田警察署等と協議をしてまいりたいと考えております。 また、橋の拡幅につきましては、接続する市道の幅員構成と
自動車交通の観点から、関係機関と整備に向けた協議を行うなど、今後も渋滞緩和や自転車、歩行者の安全確保を図るため、安全で安心して利用できるよう、道路整備を進めてまいりたいと考えてございます。 その他のご質問につきましては、担当部長から答弁させます。 以上、壇上からの答弁といたします。
○議長(
工藤正廣君) 民生部長
◎
民生部長(福島均君) 新庁舎窓口の
ワンストップ化に係るご質問についてお答えいたします。 新庁舎の窓口につきましては、市民にとって利用しやすい体制ということで、いろいろと検討してまいりましたが、職員の増員などもあり、
ワンストップ化には至っておりませんが、まずもって市民の手続の多い
窓口担当課を1階に集約し、
ワンフロアで手続が完了できるように配置しております。また、新庁舎1階には
総合案内カウンターを設け、庁舎案内を行うとともに、
窓口番号案内表示システム等を導入して、手続をする窓口を番号で案内表示するなど、市民にわかりやすく効率的な案内をいたします。さらに、案内職員の配置をすることにより、来庁者が迷わず安心してスムーズに手続することができるよう、申請書の記載補助など市民に寄り添った案内を行い、手続に係る所要時間の短縮や来庁者の不安解消に向け、サービスの向上を図ってまいります。 次に、議員よりご提案のありました転入された方への対応についてお答えいたします。 昨年度市民課では、転入手続のためにお越しになるお客様に対して、手続に漏れがないよう確認するための手続一覧と、その手続先の担当課の配置図を掲載した転入時の
チェックシートを作成し、お客様が必要な手続を確認していただくことにより、初めてでの来庁におきましても行き先がわかるようにしたところであります。このほか、
住所変更や出生及び死亡などの
戸籍届け出時に対応した、合わせて6種類の
チェックシートを作成し、お客様の目的に応じた手続を確認できるよう、わかりやすいご案内と接遇の向上に努めております。また、本館1階では
市民課職員が交代で申請書の記載補助及び関係課への案内も行っており、窓口での手続がスムーズに進むような対応をしております。今後は、お客様の
申請書記入の負担軽減のため、申請書の見直しを行うなど、引き続きサービスの向上を図ってまいりたいと考えております。 次に、
南コミュニティセンター及び
東コミュニティセンターのトイレの洋式化の状況についてお答えいたします。 まず、
南コミュニティセンターの状況についてですが、
男性用トイレ2基、
女性用トイレ6基全てが
洋式トイレとなっております。次に、
東コミュニティセンターの状況についてですが、
男性用トイレについては3基のうち2基、
女性用トイレについては10基のうち2基が
洋式トイレとなっておりますが、現在女性用の
和式トイレ4基については洋式化へ改修工事を行っているところであり、今年度中に計6基が
洋式トイレになります。 以上です。
○議長(
工藤正廣君) 教育部長
◎教育部長(三上和一君) トイレの洋式化に係る小中学校の整備状況についてお答えいたします。 小中学校のトイレの洋式化につきましては、原則的に
洋式化率が低い小中学校を優先しながら
洋式トイレの整備を順次進めております。現在
市内小中学校の
校舎トイレは、全部で701基あり、そのうち
洋式トイレは275基で、
校舎トイレの
洋式化率は39.2%です。 同じく
職員トイレは全部で88基あり、そのうち
洋式トイレは36基で、
職員トイレの
洋式化率は40.9%です。なお、ここでいう
職員トイレは
校舎トイレには含みません。 また、
体育館トイレは全部で105基あり、そのうち
洋式トイレは31基で、
体育館トイレの
洋式化率は29.5%であります。 以上です。
○議長(
工藤正廣君) 3番
◆3番(
氣田量子君) ご答弁ありがとうございました。それでは、順番に再質問してまいりたいと思います。 市道前谷地6号線から県道への丁字路の交差点に歩行者用押しボタン式の信号があります。先ほども市長の答弁の中で、この信号を感応式にしていくというふうにお話がありました。ここの交差点では、押しボタン式があるので、車からおりて押しボタンを押して、走って車に戻るという光景がよく見られます。その場合、県道のほうから左折して車がどんどん来ている状態がありまして、走っても車とすれ違うのではないかという光景を本当に毎日のようによく目にいたします。それでまた、子供たちもあそこの押しボタンを押して通るというふうな、大変危険な交差点ということですので、感応式の信号を設置していただくことでかなりの交通安全になると思っております。早い実現をぜひお願いしたいと思います。 また、工事をする区間のところなのですけれども、この区間に自動車が通れる橋というものをもっとふやせないものなのでしょうか。
十和田工業高校の延長線の丁字路のところに橋をかけて交差点をふやせば交通事故が減るのではないかという、
市民ならではの考えで、そこにかければ緩和するのではないかという意見も多数寄せられております。その区間に自動車が通れる橋を通せないのであれば、その理由を市民の皆様にわかるように説明をお願いしたいと思います。
○議長(
工藤正廣君) 建設部長
◎建設部長(甲田信二君) ただいまの道路橋の新設についてのご質問にお答えいたします。 議員ご指摘のように道路橋の新設により、稲生川を挟んだ南北間の移動時間が大幅に短縮し、利便性が向上することも考えられますが、
交差点間隔が短くなると当該区間の通行車両の
速度変動等により、交通事故の誘発につながる可能性が考えられます。さらに、稲生川を挟んだ
交差点間隔が狭いため、交差点における交通処理が難しく、また
十和田警察署より市道側の交差部において通行どめが求められ、その際の交通規制は住民の合意形成を前提とすることから、新たな
交通誘導形態等は未策定であり、新規の
道路橋計画の検討には至っておりません。これらのことから、道路橋の新設は難しいものと考えております。 以上です。
○議長(
工藤正廣君) 3番
◆3番(
氣田量子君) 橋をふやせない理由はわかりましたが、何とかかけていただき市民の願いも聞いていただければなというふうに思いますので、要望しておきます。 車ならば、遠くてもぐるっと回れば、走るとしても仕方がないことではございますが、歩行者や自転車などの方、また特に免許を返納した高齢者の方々、ここを渡って行ければ病院や買い物に行くのに大変時間が短縮できる、またぐるっと回って歩かなくてもいいというようなお話をいただいております。車道の橋ができないのであれば、せめて歩行者や自転車が通れる橋を幾つかもっとふやしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
工藤正廣君) 建設部長
◎建設部長(甲田信二君)
自転車歩行者専用橋の新設についてのご質問にお答えいたします。 議員ご指摘のように、
自転車歩行者専用橋の新設は、歩行者及び自転車等の移動性の確保だけでなく、高齢者や児童生徒などの
交通弱者対策として非常に有効であると考えられます。当該地区の良好な交通環境の創出や歩行者、自転車等の安全で安心な移動を確保するため、
稲生川周辺の
地域用水環境整備事業における
自転車歩行者専用橋架設の可能性について、
上北地域県民局地域農林水産部と協議してまいります。 以上です。
○議長(
工藤正廣君) 3番
◆3番(
氣田量子君) ぜひ協議を早く進めて実現していただきたいと思います。 次に、
窓口ワンストップ化について再質問いたします。新庁舎においては、現在より市民の皆様の
利便性向上を図るため、
案内表示システムの導入を考えておりますが、それはとても効果的なことだと思います。どうしても手続の際、
住所と名前を本当に何回も何回も書かなければいけないという場面が出てきますが、これを何度も書かなくてもよいなどの改善はないのでしょうか。
○議長(
工藤正廣君) 民生部長
◎
民生部長(福島均君) 申請書のほうに何度も
住所と氏名を書かなくてもよいなどの改善についてのご質問にお答えいたします。 市民課におきましては、来庁者にわかりやすく記入しやすい申請書を目指して、定期的に見直しを行っております。さらに、今年度中には申請書の
住所、氏名の重複記入の負担軽減を図るため、印鑑登録の申請書や
住民移動届出書の変更を予定しております。ただし、課をまたがって申請する場合におきましては、
窓口担当課により、法律や条例などにより定められた申請書の様式があることや、
システム改修が必要となるなどの課題もございます。直ちに改善することは難しい状況でありますが、今後
窓口担当課と協議しながら、改善に向け、できることから取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(
工藤正廣君) 3番
◆3番(
氣田量子君) いろいろと考えてくださっているということなので、さらにお願いしたいと思います。 現在市では、出生届よりも死亡届のほうが多くなっていると思います。今窓口のほうでも6種類の
チェックシートが置いてありまして、私もそれを見まして、窓口で何をすればいいのか手続が一覧になっていて、またどこの窓口がどこにあるのか、そういった窓口の地図も
チェックシートの裏側には記載されていて、以前より工夫されていて大変よいと思いました。 ここで、1つ紹介したいのですけれども、別府市では2016年5月に死亡に関する手続をまとめて扱う窓口、おくやみコーナーというものを設置しております。ここでは、故人の情報をもとに死亡に関する市役所への申請書を一括して作成できます。必要な課への案内と関係書類の作成を補助してもらえて、
ワンストップで手続が進められます。関係する課とも情報を共有して、手続の種類を選別して、窓口では「お待ちしていました」と迎え、必要に応じて他の窓口に案内するとか、またその担当課の職員がコーナーまで出向くなどして手続を完了するという仕組みでございます。 人口12万人、利用件数は今年度1,500件、これを3人の
専任担当者で担当しております。大がかりな
システム改修もなく、自前の書式作成と関係部署への徹底によって運用しているそうでございます。必要な時間は、今までよりも3割から5割短くなっているという統計も出ているとのことです。このおくやみコーナー、大変好評で、全国の自治体より視察が殺到していまして、その結果、ことしに入り三重県松阪市、愛媛県松山市、兵庫県三田市、神奈川県大和市の各市が同様の窓口を開設しております。当市でもこのような、おくやみコーナーまでいかなくても、窓口案内のコンシェルジュのような方をもっとふやして、市民の方に
たらい回し感を持たれない市役所を目指していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
工藤正廣君) 民生部長
◎
民生部長(福島均君) おくやみコーナーの設置についてのご質問にお答えいたします。 県外の自治体で設置しておりますおくやみコーナーについては、ご遺族の手続に係る負担の軽減という観点から、一つのサービスの向上につながるものと認識しております。しかし、先ほど申し上げましたとおり、新庁舎では1階フロアに関係課が集約されることから、現時点ではおくやみコーナーの設置は考えていないところでありますが、案内職員の配置により、安心して手続ができるよう体制を整備いたします。その運用の中で来庁者の動線や手続の様子を見ながら、関係課で連携し、
市民サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(
工藤正廣君) 3番
◆3番(
氣田量子君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 続きまして、
洋式トイレの再質問をしたいと思います。ただいま
洋式化率をお答えいただきました。年に市内の小中学校全体で今のペースでふやしていって、最終的に洋式化は何%を目標に決めているのでしょうか。また、何年かけて達するように目標を設置しているのでしょうか。
○議長(
工藤正廣君) 教育部長
◎教育部長(三上和一君) トイレの
洋式化率の目標値、あと何年かけて整備するのかについてお答えいたします。 小中学校のトイレの洋式化に対する目標値につきましては、特に定めてはおりませんが、新しく建設する学校については、全てのトイレを洋式とし、それ以外の学校については、
洋式化率の低い小中学校を優先しながら毎年計画的に整備を進めているところです。 また、トイレの洋式化のほか、学校建設や校舎大規模改修工事等が予定されていることから、現段階では何年かけて整備するかについてはお答えできませんが、トイレの洋式化が進むよう取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
工藤正廣君) 3番
◆3番(
氣田量子君) 小中学校体育館のトイレは、災害時、避難所のトイレになります。東日本大震災や熊本地震の際でも
和式トイレに随分悩まされたという報道がされておりました。また、避難者には高齢者が多いことも見込まれます。防災の観点からも体育館のトイレの洋式化の整備が遅いと思います。災害時に備えることも大事な防災となります。予算をもう少しふやして洋式化を加速するお考えはございませんでしょうか。
○議長(
工藤正廣君) 教育部長
◎教育部長(三上和一君)
体育館トイレの整備について予算をふやして加速化する考えはないかについてお答えいたします。 トイレの洋式化につきましては、先ほど申し上げましたとおり学校建設や老朽化した校舎等の大規模改修工事が予定されていることから、優先順位、緊急性等を考慮しながら整備に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
工藤正廣君) 3番
◆3番(
氣田量子君) なかなか部長の口から予算をふやしますとは言えないとは思いますけれども、ぜひ予算をふやすように理事者の皆様方よろしくお願いしたいと思います。 また、
職員トイレ、こちらの洋式化もちょっとまだまだ遅いと思うのです。新築の学校は全て洋式で暖房便座、片や古い学校は洋式であっても暖房便座でない
職員トイレもあるという、職員の方の切実なお話を聞きました。1日の大半を過ごす職場環境という改善の面でも、特に女性職員の多い学校
職員トイレの改善も加速していくべきと考えます。いかがでしょうか。
○議長(
工藤正廣君) 教育部長
◎教育部長(三上和一君) 学校
職員トイレの改善も加速していくべきではないかという質問にお答えいたします。 学校
職員トイレにつきましても、職場環境の改善を図るためにも整備が必要であると考えますので、校舎、体育館及び
職員トイレの洋式化について、優先順位等を考慮しながら整備してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
工藤正廣君) 3番
◆3番(
氣田量子君) わかりました。一貫して答弁は同じですが、何とか予算をふやして
職員トイレも洋式化していってほしいと思います。 以上で私の全ての質問を終わらせていただきます。ご協力ありがとうございました。
○議長(
工藤正廣君) 以上で
氣田量子君の質問を終わります。
△櫻田百合子君 質問
○議長(
工藤正廣君) 次に、1番 櫻田百合子君 (1番 櫻田百合子君 登壇)
◆1番(櫻田百合子君) おはようございます。1番、市民連合クラブ、櫻田百合子です。それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。 まず1つ目は、公園施設の整備についてです。現在都市計画公園として十和田市内にある公園は、八甲公園や大門公園などの14の街区公園、三木野公園と若葉公園、この2つの近隣公園、中央公園は総合公園となります。高森山総合運動公園は運動公園、そして三本木霊園の墓園があります。これら都市計画公園は、道路や河川、下水道等と並び都市施設として計画的に配置、整備される公園で、都市計画法に基づき公園として都市計画決定された施設であり、多くの主な公園には遊具が置かれています。 また、保全地区といい、十和田市緑と花のまちづくり推進条例により、良好な自然環境及び美観も保全する地区として、十和田市緑化審議会の答申を受け、保全地区として指定された地区が市内に18カ所ございます。その管理も整備の対象となっております。 このように、公園施設として管理されているものは、子供たちの遊び場や地域住民の憩いの場である公園だけでなく、墓園など、そういった特殊公園、都市緑地や保全地区のような、主に市の自然環境や景観の保全等を図ることが目的に管理されているものもございます。当然日本の道100選に選ばれております官庁街通りの花壇整備なども含まれております。 社会情勢は変わりまして、少子高齢化の急激な進行や人口減少、地球温暖化の問題、異常気象、防災意識の高まりなど、市民の意識やニーズは変化しております。同じように、公園を取り巻く状況や公園の必要性、求められている役割も変化してきております。全国の自治体においても、当初都市計画決定した社会情勢と比較して、公園、緑地に求められる機能も変化していくことが予想される中、都市計画公園、緑地の見直しが進められております。 当市においては、人口減少や少子高齢化が進むと予測される20年後も持続可能な都市経営ができるまちづくりを進めるために、十和田市立地適正化計画を策定し、住みやすい、住み続けられる、将来的にも持続的なまちの実現を目指しています。公園整備事業においても、これからのまちづくりを進める上において、地域の実情を把握した上でどのように進められているのか、その状況をお聞きしたいと思います。 まず1つ目に、今後の計画についてお聞かせください。 そして、2つ目に、都市計画公園のあり方についてのお考えをお聞かせください。 次に、新しく建設される新志道館についてです。老朽化した現在の志道館は、昭和50年3月に竣工され、剣道場や柔道場、弓道場、相撲場、2つのトレーニング室、会議室、男女それぞれ20人対応の合宿室、30台の駐車場スペースなどを備えております。これまでに屋根や暖房設備等の改修や、平成27年度には耐震工事が行われましたが、築42年を経過していることから老朽化が激しいため、市が平成28年度に策定した公共施設個別管理計画の第1期実施計画の中で整備される予定となっております。 新聞にも載っておりましたが、現在基本構想について意見が取りまとめられ、新志道館建設に向けて第1回目の市民会議が開かれたということです。市民会議のメリットは、自分たちのまちは自分たちでつくる、そういった市民一人一人から各種団体の方々まで、会議の運営やさまざまな活動に自主的、主体的に参加することで、人と人とのつながり、地域と地域とのつながりができ、住民自治のまちづくりができるというところにあります。この理念は、十和田市の将来都市像の実現に向けたまちづくりの基本理念であり、人口減少や少子高齢化の進展、行政需要の多様化など社会情勢の急激な変化により、当市を取り巻く環境も一段と厳しさを増す中、地域の抱えるさまざまな解決を図り、将来にわたって持続可能な地域を目指すために策定された第2次十和田市総合計画の中でも示されております。 また、十和田市はまちづくりの基本となる考え方や、まちづくりを進める上での市民参加の仕組みなどを示した十和田市まちづくり基本条例が平成24年に制定されております。その中で、市民に意見を求めるときの手法として、まず代表的な市民参画手法の一つである意見公募手続(パブリックコメント)やアンケート調査の実施、説明会や公聴会、あるいは電話、ファクス、メールなど、事務事業ごとに有効と思われる方法により、市民の声を聞く仕組みづくりに努めるとあります。 新志道館の整備計画に向けて、市民の意見、また競技団体からどのように意見を取りまとめられているのか、その経過の報告などについても市民の関心はあるようです。また、当市は市民ひとり1スポーツを掲げ、スポーツだけではなく、これまでも多彩な文化、芸術、教育などを推進してきております。今回は、武道競技を含めた今後の新しい志道館のあり方の検討もなされるべきではないでしょうか。 そこで、質問いたします。まず1つ目に、新志道館の整備計画についてお聞かせください。 2つ目として、市民会議の開催状況についてお聞かせください。 以上で壇上からの質問を終了いたします。
○議長(
工藤正廣君) 市長 (市長 小山田 久君 登壇)
◎市長(小山田久君) 櫻田議員のご質問にお答えいたします。 私からは、都市計画公園のあり方についてお答えいたします。 少子化や超高齢社会が進んでおり、人口減少が進む中において、市街地の空洞化を抑制し、コンパクトなまちづくりを形成することで、財政面、経済面で持続可能な都市を形成することが昨今の大きな課題となっております。 こうした中で、都市計画公園については、想定できないような甚大な自然災害が起こる可能性もあり、災害時の避難場所や防災拠点としての役割が求められております。 また、親子の遊び場や高齢者の方々など、住民の憩いの場としてのレクリエーション機能の役割もあり、その効果は非常に大きいものと認識しております。 こうしたことから、今後の都市計画公園のあり方につきましては、社会情勢の変化や経済等の動向を鑑みながら、防災機能の役割を十分に備えるとともに、親子を初め高齢者や障害者の方々にも、より安全で快適にご利用いただけるような機能面での充実を図りながら、適切な維持管理はもちろんのこと、一般的な利用だけでなく、防災機能も含めた利用形態に対応した施設の整備について、今後取り組みを進めてまいりたいと考えております。 その他のご質問につきましては、担当部長から答弁させます。 以上、壇上からの答弁といたします。
○議長(
工藤正廣君) 建設部長
◎建設部長(甲田信二君) 今後の事業計画についてのご質問にお答えいたします。 都市公園の事業計画につきましては、都市公園法施行令に定める住民1人当たりの公園敷地面積の基準値をおおむね満たしていることから、都市公園の面積については充足しているものと考えており、都市公園を新規で計画する予定は今のところございません。 なお、都市公園の維持管理につきましては、直営作業による芝刈りと樹木等の剪定を行っているほか、委託により定期的に公園敷地とトイレの清掃等を行っております。 また、遊具につきましても、職員による自主点検及び専門業者による安全点検を実施するなど、利用者の安全確保を図っております。 都市公園につきましては、今後も適切な維持管理に努めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(
工藤正廣君) 教育部長
◎教育部長(三上和一君) 初めに、新志道館の整備計画についてのご質問にお答えいたします。 新志道館の整備計画につきましては、平成28年度に策定しました公共施設個別管理計画において、今年度は基本構想を策定し、来年度の2019年度に基本設計、2020年度に実施設計を完成させ、2021年度から2カ年で建設し、5年後の2023年の完成を予定しておりますことから、この計画に沿って進めてまいりたいと考えております。 次に、新志道館建設に係る市民会議の開催状況についてのご質問にお答えいたします。 新志道館建設市民会議につきましては、老朽化に伴う志道館の改築に関し、市民の意見を広く反映させることを目的に設置し、去る9月28日に第1回目の会議を開催いたしました。内容といたしましては、現在の志道館の現状説明、建設までの年度ごとの計画、市民会議の開催スケジュール及び事前に各利用団体から聞き取りをしました要望等の説明となっております。今後は、11月下旬及び来年1月下旬の開催を予定し、最終意見書を取りまとめることとしております。 以上でございます。
○議長(
工藤正廣君) 1番
◆1番(櫻田百合子君) ありがとうございました。では、順番に再質問をさせていただきます。 まず、公園整備のことについてからなのですけれども、整備に係る経費と主な項目を教えていただけますでしょうか。昨年度のもので構いませんので、お願いいたします。
○議長(
工藤正廣君) 建設部長
◎建設部長(甲田信二君) 公園に係る経費ということで、昨年度の決算でお答えいたします。 公園等の管理に要した費用は、全体で約7,000万円となっております。その内訳といたしましては、人件費が約2,500万円、光熱費が約1,100万円、施設保守点検清掃等委託費が約1,040万円、施設修繕費が約660万円、枝葉等廃棄物処理手数料が約440万円、高所作業車等の借り上げ費が約310万円、その他の公園等管理に必要となる薬剤等消耗品及び機械器具車両等の維持管理費等に約950万円となっております。なお、この費用には都市公園のほか、保全地区、街路樹、官庁街通り花壇及び街灯等の管理が含まれております。 以上です。
○議長(
工藤正廣君) 1番
◆1番(櫻田百合子君) 人件費とか光熱費などに随分かかっていることがわかりました。 その中において、遊具についてちょっとお聞きしたいのですが、どのような管理をされているのかという部分、お聞かせください。
○議長(
工藤正廣君) 建設部長
◎建設部長(甲田信二君) 遊具の維持管理状況等についてお答えいたします。 都市公園の遊具につきましては、国土交通省が示した都市公園における遊具の安全確保に関する指針及び日本公園施設業協会で策定した遊具の安全に関する基準に基づき、公園施設製品安全管理士と公園施設製品整備技士の資格を所持している専門業者に委託し、年3回の定期点検を行うほか、職員による日常点検を月に1度行っております。 また、専門業者の点検結果に基づき、使用できない遊具か修繕で対応可能な遊具かなどの判断により、順次撤去及び修繕を行い、安全確保に努めております。 以上です。
○議長(
工藤正廣君) 1番
◆1番(櫻田百合子君) 順次撤去、修繕が行われているということなのですが、近年において修繕をした遊具、また撤去した遊具があればお聞かせください。また、金額にしましたらお幾らぐらいになるのかも教えてください。
○議長(
工藤正廣君) 建設部長
◎建設部長(甲田信二君) 近年における遊具の修繕及び撤去、またその費用についてお答えいたします。 平成28年度から平成30年度の3年間において、遊具の修繕個数は23基で、その費用は約540万円となっております。また、3年間で撤去した遊具は全てスプリング遊具で、個数は11基、その費用は35万円となっております。 以上です。
○議長(
工藤正廣君) 1番
◆1番(櫻田百合子君) 修繕についてはお伺いできましたが、では新しい遊具についてはどのようにお考えなのかもお聞かせください。
○議長(
工藤正廣君) 建設部長
◎建設部長(甲田信二君) 新しい遊具についての考えについてお答えいたします。 現状では、老朽化した遊具の点検及び修繕の維持管理並びに撤去等について利用者の安全を第一に行っており、高額である遊具設置への対応ができていない状況下にあります。ただし、今後は耐用年数を超えた遊具や危険であると判断された遊具等について、現在の基準に沿った遊具への取りかえとあわせ、公園内でバランスを考慮した遊具の配置をしながら、新しい遊具の設置についても検討したいと考えております。
○議長(
工藤正廣君) 1番
◆1番(櫻田百合子君) ありがとうございました。前向きにというふうな答弁をいただいたので、少し安心をしながら要望としてちょっとお話ししたいのですけれども、予算の内容としては、美しい町並みの景観維持や安全な場所の確保という面では、計画的に行われているように思います。しかし、切れ目のない子育て支援という面においては配慮がないのではないかという声を聞きます。新しい遊具がないですとか、何十年も前から何も変わっていないというふうな声なのですが、実際遊具の修繕及び撤去に関しましては、予算に対しては約7%という程度で、新しい遊具設置には至っていない状況であります。 安全確保優先は確かに重要ですし、遊具が高額であるというのも確かに理解できます。しかし、公園をふやしてほしいと、そういったことではなくて、例えば市内の一、二カ所に限定して新しい遊具を設置するとか、電気をLEDなどに交換しながら経費を浮かせるなど、限られた予算の中で計画的に遊具の整備、設置を進めていただけないものでしょうか。幼児や子供たちが公園に行きたくなるような遊具の設置は、子供を産み育てたい、住み続けたいと思えるまちづくりにつながるものだと思います。ぜひ今後検討していただきまして、魅力あるまちづくりに向け、将来を見据えた取り組みをお願いいたしまして、次の再質問に移らせていただきます。 次は、新志道館についての再質問を行わせていただきます。まず、駐車場についてお聞きしたいのですが、夜になると志道館で練習している子供たちの迎えの車が車道に連なってとめられている現状、そういった状況を目にしておりました。現在の駐車スペースは30台分ということなのですが、今よりも広いスペースが確保できるものなのでしょうか、お聞かせください。
○議長(
工藤正廣君) 教育部長
◎教育部長(三上和一君) 駐車場についてのご質問にお答えいたします。 新志道館建設後の駐車場につきましては、基本構想策定において、これまでよりは十分なスペースを確保したい、そのように考えております。 以上です。
○議長(
工藤正廣君) 1番
◆1番(櫻田百合子君) では、2倍ぐらいの駐車スペースが確保できるのではないかなというふうに期待しております。 次に、市民の意見を広く反映させることが目的の市民会議ということなのですが、市民の意見はどのように反映されているのかお聞かせください。
○議長(
工藤正廣君) 教育部長
◎教育部長(三上和一君) 市民の意見はどのように反映されるのかについてのご質問にお答えいたします。 新志道館建設市民会議につきましては、志道館の主な利用団体推薦委員8名のほか、十和田商工会議所及び十和田市体育協会からの推薦委員各1名、一般公募による市民3名の合計13名で構成されており、志道館利用者以外の方々を含む市民各層の意見が広く反映されるものと考えております。 以上でございます。
○議長(
工藤正廣君) 1番
◆1番(櫻田百合子君) では、その市民会議の今後の流れもちょっとお聞かせいただきたいのですが、お願いいたします。
○議長(
工藤正廣君) 教育部長
◎教育部長(三上和一君) 市民会議の今後の流れに関するご質問にお答えいたします。 今後は、委員の皆様にお示しした大まかな案について各所属団体等で議論していただくなど、2回目、3回目の会議で出された意見を集約して基本構想案をまとめ、来年度の基本設計策定に着手したいと考えております。 以上でございます。
○議長(
工藤正廣君) 1番
◆1番(櫻田百合子君) では、市民の意見が反映される機会は、あと2回というふうに理解してもよろしいでしょうか。
○議長(
工藤正廣君) 教育部長
◎教育部長(三上和一君) 市民の意見が反映される機会は、あと2回と理解してよろしいかについてお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、今後開催を予定している2回の市民会議において、委員の皆様の意見集約を図りたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
工藤正廣君) 1番
◆1番(櫻田百合子君) では、あと2回の市民会議で基本構想案が出されまして、基本設計に入るわけですが、競技団体関係者の方々にお話を伺いましたが、それぞれの希望内容がさまざまで、観覧席や合宿設備の要望から、用具庫や床材、換気システム、フォームチェックの大きな鏡や排水溝の大きさなどといった競技ごとの細やかな要望が出されたようです。既に第1回目の会議は終了しておりますが、限られた建設場所、建設面積の中で、しかも限られた時間でこういった意見や要望を取りまとめ、反映させていくことは重要であると同時に大変なことだとも思います。会議の当日に資料が渡されるとお聞きましたが、当日代表者に資料が渡されるとなると、会議に出席する団体代表者等、1人の方での議論となりがちです。あらかじめ事前に資料を配付し、所属団体等において違った年齢層の意見を取り入れるなどして議論がなされた上での市民会議、そういった市民会議となることが必要ではないでしょうか。 次に、同じ敷地内にあって解体撤去予定の勤労青少年ホームと勤労者体育センターは、その後新しく建てられる予定はないというふうに聞いております。駐車場エリアとして考えられているようです。勤労者体育センターの利用者も当然いらっしゃいまして、その方たちの活動は今後分散されることになります。志道館と勤労者体育センターは、担当する部署が違うことは承知しております。しかし、今後市民が暮らしの一部として長くスポーツを楽しむことのできる環境づくりとして考えた場合、勤労者体育センターにおいての利用率や競技人口を調査しながら、必要に応じて武道だけにとらわれることなく、実情に配慮された基本構想案がまとめられることも要望いたしまして、本日の全ての質問を終わらせていただきます。
○議長(
工藤正廣君) 以上で櫻田百合子君の質問を終わります。
△舛甚英文君 質問
○議長(
工藤正廣君) 次に、8番 舛甚英文君 (8番 舛甚英文君 登壇)
◆8番(舛甚英文君) 8番、日本共産党の舛甚です。今多くの国民が安倍政権のもとで苦しめられております。経済を活性化させると言いますが、実施している政策は全く逆の政策です。消費税を8%に上げてから経済はどうなったでしょうか。国民の購買力は落ちるばかりです。この上来年の10月から消費税を10%に上げたらどうなるか、想像にかたくありません。不安定労働と低賃金のもとで、多くの若者が子育てもままならず苦しんでいます。ですから、若年人口が減少し続けているのです。経済の先行きも、この先の人生も不透明であれば、将来に希望を見出すのは大変なことであります。ここで何としても若者たちへの支援が必要です。定住自立支援もその一つでしょう。農業者戸別所得補償なども必要でしょう。最近私たちは、市民にアンケートを行いました。二百数十名から返事が寄せられました。そのアンケートに寄せられた声をもとに、きょうの質問を行いたいと思います。 そこで、質問に入ります。1つは、子育て支援策として小中学校の給食費を支援し、保護者の負担をなくしてはどうかということです。いわゆる給食費の無料化です。最近あちこちの自治体で実施してきております。本来義務教育は無償の原則であります。食生活のあり方を考える、栄養のバランスや食事のマナーなどなど、これも教育の一環でありましょう。いかがですか。全額が無理なら当面は半額などという考えもあろうかと思います。 2つ、市民の最も望んでいること、苦しんでいることと言ってもいいでしょう、それは国保税と介護保険料の引き下げでした。全国どこでも住民は国保税の負担に悲鳴を上げています。全国で滞納世帯は約289万、全加入世帯の15%を超えているといいます。無保険になったり、正規の保険証を取り上げられるなど、生活の困窮で医療機関の受診がおくれたために死亡した方は、昨年1年間で63人に上るという民間調査があるほど深刻な事態も起こっています。国保加入者の1人当たりの平均保険税は、政府の試算でも中小企業の労働者が加入する協会けんぽの1.3倍、大企業の労働者が加入する組合健保の1.7倍という水準だといいます。 もともと現行の国保制度がスタートした当初の1962年に、社会保障制度審議会は政府に対して次のように勧告しています。国民健康保険は、被保険者に低所得者が多いこと、保険料に事業主負担がないことなどのため、どうしても相当額を国庫が負担する必要があると。これを政府も当時は認めていました。ところが、1984年の法改定で、定率国庫負担を削減したのを皮切りに、国庫負担を抑制し続けてきました。国民健康保険加入者の構成は、かつては7割が農林水産業と自営業でしたが、今では43%が無職、34%が非正規雇用などの被用者で、合わせて8割近くになっています。国保に対する国の責任後退と国保加入者の貧困化、高齢化、重症化が進む中で、国保税の高騰がとまらなくなったのです。 全国知事会は、2014年に協会けんぽ並みに引き下げるために1兆円の公費負担増を政府に要望しています。軍事費が5兆円を超える中で、その1兆円を回せば可能です。現在の国保税が他の被用者保険と比べて著しく高くなっているのは、国保にしかない均等割、平等割という算定があり、そして資産割と所得割から成っております。 十和田市では、一人一人にかかる均等割は4万1,200円です。これは、家族、子供の数がふえれば掛け算されてふえていきます。このような人数にかかわる税制を昔は人頭税と言いました。負担能力とは無関係に各人に一律に同額を課する租税は、古代から近世まで広く行われた原始的租税形態の一つで、代表的な悪税とされ、十八、九世紀に大部分が廃止されているといいます。それがこのような形で残っているという次第です。そして、世帯にかかる平等割が4万2,700円です。この均等割と平等割をなくすれば、協会けんぽ並みになるといいます。しかし、資産割、平等割は自治体の判断で導入しないことも可能ですが、均等割は法律で必ず徴収が義務づけられているのでままなりません。 十和田市の国保加入世帯の所得層の割合を見てみると、給与収入が65万円以下で、年金収入が120万円以下、トータル年収185万円以下の家庭は、いわゆる所得ゼロとなります。この所得ゼロの割合は36.4%、同様に年収285万円以下の割合が30.9%、合わせて67.3%です。ですから、国保税を納税できずに短期保険証の交付を受けたり、485世帯、資格証明書を受けたり、これは28世帯、最悪の場合は保険証が役所の窓口でとめ置き、232世帯、になったりしているのです。 そこで、第2の質問ですが、1つ、一般会計から繰り入れすること以外に国保税を減額するわけにはいきません、現在のもとでは。国保加入世帯数がおよそ1万世帯ですから、1億円あれば年間1世帯1万円安くできると思います。その気になりさえすれば可能です。財政調整基金が65億円あるのですよね、十和田市には。聞くところによれば、今年度には宮崎市、それから韮崎市など少なくない市町村が国保税の引き下げを実施したといいます。 2つ目、子育て支援の観点から均等割を引き下げてはいかがですか。法律上、均等割をなくするわけにはいかないようですので、子供の1人目は1万円減額、2人目は2万円、3人目は3万円などと減額してはいかがでしょうか。当然その減額分は一般会計で穴埋めすることになりますが。今年度仙台市、清瀬市、旭川市などが子供の均等割の独自軽減に踏み出したといいます。ぜひ学びたいものです。 3、次の質問に移ります。1つ、街路灯について伺います。これまで街路灯は町内会が申請することになっていましたが、必要と思われるところは個人からの申請でも、行政の判断でも設置するように市の方針を転換してほしいと思いますが、いかがですか。 2つ、町内会のごみ集積場所にボックスを置いています。町内会連合会では、単位町内会からの要望に基づき補助をしていますが、要望数に応え切れていません。ぜひ市から連合会への助成をふやし、要望に応えることができるようにしてほしいと思いますが、いかがでしょうか。 4番、最後の質問ですが、共同墓地について伺います。これまでのお墓は、子孫が代々守りつないでいくものでしたが、今は核家族化が進み、子供たちは遠く離れ離れになったりしています。お墓の維持管理、遠距離のお墓参りなど、いろいろと問題を抱えます。経済的に立派なお墓は無理だし、自分のお墓は自分で決めたいとかいろいろあるようです。その選択肢の一つが共同墓地、永代供養墓です。現在広まりつつある共同墓地や集合墓は、そのほとんどがお墓参りをする人がいなくてもお寺などが恒久的に供養し続ける永代供養墓だといいます。そのため、ひとり暮らしの方、家族がいない方も自分の死後の心配はありません。また、共同でお骨を納めて大きな墓石をその上に置く合葬の形が多いために、墓石を個人で購入する必要はありません。そのため、個人墓に比べると安価に求めることができると言えます。 十和田市の霊園に市が共同の永代供養墓を用意してはいかがでしょうか。共同墓地を希望されていた方は、次のように述べられておられます。「生まれ育つ命を幾ら大切にできても、消えていく命を大切にできないのでは、住民のまちを愛する気持ちは生まれない」と述べています。大変心に響く言葉だと思います。 さて、私は3期12年議員生活を続けてきました。これが最後の議会ですので、議員の皆さんに思いを少し述べさせていただきます。それは、地方自治の精神に基づき、地域住民の視点で請願などの採決にかかわってほしいこと、1年に4回ある一般質問の機会に最低1回程度は発言することなどが必要であろうかと思います。職員の皆さんにも大変お世話になりました。ありがとうございました。 以上で壇上からの質問を終わります。
○議長(
工藤正廣君) 市長 (市長 小山田 久君 登壇)
◎市長(小山田久君) 舛甚議員のご質問にお答えいたします。 私からは、防犯灯の設置に係るご質問にお答えいたします。 市では、平成28年度LED防犯灯・街路灯導入事業により、それまで町内会が管理しておりました約6,400灯の街路灯を防犯灯として市に移管し、LED灯へ交換をして、環境負荷の削減と電気料金の負担軽減を図ってきたところであります。 現在では、新たな防犯灯の設置及び管理については市で行っておりますが、その設置については地域の実情を一番よく把握している各町内会等からの要望を受けまして、防犯灯設置基準に基づき担当職員が現地確認を行った上で、市が設置しているものでございます。 この町内会要望の中には、新規分譲地等も含まれており、平成29年度は5カ所の要望に対して4カ所に設置、今年度は6カ所の要望に対し、その全てを設置する予定としております。 しかしながら、新規分譲等により町内会がまだ設立されていない、または近隣の町内会に所属していない、そういう地域もございますので、このような地域の方々から直接防犯灯への要望があった際にも、町内会要望と同じように内容を精査し、それぞれの状況に応じた対応をとってまいりたいと考えており、市の責任で設置してまいりたいと考えております。 その他のご質問につきましては、担当部長等から答弁させます。 以上、壇上からの答弁といたします。
○議長(
工藤正廣君) 教育長
◎教育長(丸井英子君) 小中学生の給食費の無料化についてお答えいたします。 学校給食につきましては、十和田市と六戸町で構成する十和田地域広域事務組合学校給食センターを設置し、児童生徒の心身の健全な発達、体位の向上及び望ましい食生活の形成を図るため、安全、安心を最優先に給食の提供を実施しているところでございます。小中学生の給食費については、食材に係る費用として小学校1食260円、中学校1食290円を保護者よりご負担していただいております。 十和田市の小中学校に係る給食費を全児童生徒約4,300人に対し無料とした場合は、約2億5,000万円が市の負担となります。さらに、学校給食センター運営に係る施設及び設備に要する経費、人件費など、十和田市の負担金として約2億7,000万円を負担していることから、給食費の無料化については財政的に大変厳しいものと考えております。
○議長(
工藤正廣君) 民生部長
◎
民生部長(福島均君) 法定外繰り入れによる国民健康保険税の減額についてお答えいたします。 国民健康保険の財政運営においては、国、県からの公費等のほか、国民健康保険加入者の保険税で賄うことが原則であり、保険税の負担軽減のため一般会計より財政支援を受けることは市全体の予算を圧迫し、
市民サービスにも影響を及ぼすことになりますとともに、他の医療保険加入者からご負担をいただくこととなりますことからも、ご理解を得ることは難しいものと考えております。また、法定外の繰り入れをしますと交付金の算定上不利になりますことから、本来受けるべき交付金収入が減少することにもなります。現在進められている国の医療保険制度改革においても、法定外繰り入れの早期解消についての取り組み方針が示されているところでありますことから、保険税の負担緩和を図るための法定外繰り入れによる国民健康保険税の減額については、考えていないところであります。 次に、18歳以下の国保加入者の均等割額の減額についてお答えいたします。 国民健康保険の保険税は、地方税法により人数割である均等割額を定めることとなっており、社会保険や共済などの他の医療保険と違い、子供の数が多い世帯ほど均等割額がふえることで負担が増していることは認識しているところであります。しかしながら、現在運営主体である県が国民健康保険財政の安定化に向け、県内市町村の保険料率及びサービスの統一化に向け取り組んでいることからも、市独自に18歳以下の国保加入者の均等割額を減額することは考えていないところであります。 なお、全国市長会におきまして、子育て世帯の負担軽減を図るため、子供に係る均等割保険税を軽減する支援制度の創設について国へ要望しているところであり、国の社会保障審議会の場でも制度実現に向けた議論が行われていることからも、動向を見守ってまいりたいと考えております。 次に、町内会のごみ集積ボックスの設置に当たって、町内会連合会への助成をふやすことについてのご質問にお答えいたします。 市では、町内会連合会に対し、各部会の事業補助として年99万8,000円の補助金を交付しております。町内会連合会では、その補助金を活用し、町内会がごみ収集箱を新設または更新する場合に、4万円を上限に費用の2分の1、修理する場合には1万5,000円を上限に費用の2分の1を助成しております。 今年度は、新設・更新申請7件、修理の申請1件に対し補助しており、予算の範囲内において要望の全てに対応しているとのことであります。ここ数年は、各町内会からの要望も多い状況になく、町内会連合会からの増額要望がないことからも、現時点では補助金の増額は考えておりませんが、今後とも町内会連合会と連携しながら町内会の活動を支援してまいりたいと考えております。 次に、市が管理する永代供養墓の設置についてお答えいたします。 近年では、核家族化、少子化などの要因により、将来的な墓地継承者や跡継ぎの不在、身寄りのない方の不安や経済的な理由で永代供養墓を望まれる方がふえているものと思われます。 当市におきましても、永代供養についてのお問い合わせが年に数件ございますが、そのような方には永代供養を行っているお寺を紹介している状況でございます。 市といたしましては、お墓をめぐる社会ニーズの変化に対応するため、承継者を必要としない永代供養墓のあり方並びに設置について、先進地の取り組み事例などを参考に市民のニーズ等を踏まえながら調査研究を進めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(
工藤正廣君) 8番
◆8番(舛甚英文君) それでは、再質問しますが、給食費の無料化は無理だというお話ですけれども、給食センターでいろいろ物を購入しているわけです。それで、この前市もかかわった講演会、見城美枝子さんの食と農に関する講演会がありました。大変感銘して聞いてまいりました。地産地消、安全ということで地元のものをできるだけチェックして、消費者が賢く購入しなければだめだと。地元のものがないのであれば、どうしてないのだと声を発していくことから、売り手のほうも考えていくだろうという話もありました。そういう観点で地産地消を考えた場合、前に聞いたことがあるのですが、例えば加工されたものなどを冷凍した形のもの、これをまとめて買って利用しているとか、お米についても、入札の関係なのですか、地元十和田市のお米ではないとか、そういうお話も聞いたことがあるのです。ですから、ある面では少々高くても、極端な言い方になりますが、地元の経済にかかわっていくということが回り回って十和田市の景気にはね返ってくるのではないかと思うのです。ですからこそ、地産地消が大事なのだろうというぐあいに思います。 三沢市には、たしか加工センターが近くにあったと思うのです。私も視察してくればよかったのですが、できれば曲がった売り物にならないキュウリなんかもそういうところで安く購入して、地元のものを使うとかということが可能になろうかと思います。ぜひそういう加工センターなども考えたりというようなことが地産地消ということで、必要になってくるのではないかと思いますが、この辺のことについてはいかがでしょうか。
○議長(
工藤正廣君) 教育部長
◎教育部長(三上和一君) 学校給食における地産地消の取り組みについてお答えいたします。 十和田地域広域事務組合学校給食センターでは、給食を通して地域食材の理解と地域食材を利用した郷土料理への関心を深めてもらうため、地元産を多く取り入れた給食を実施しております。地元産を優先的に利用しているバイキング給食や、地元産を利用した郷土料理の献立など、地元産の利用率向上に努めているところでございます。今後も地元産の利用を第一に考え、より安全で安心な学校給食を提供してまいりたい、このように考えております。 以上でございます。
○議長(
工藤正廣君) 8番
◆8番(舛甚英文君) ありがとうございます。ぜひ地産地消の拡大、その視点で頑張っていただきたいと、こういうぐあいに思います。 次に、国保税についてはどうにもならないということですけれども、先ほど紹介しましたように自治体が頑張ってやっているところもあるわけです。ですから、私はその気になれば十和田市も不可能ではない、ぜひこの悪政から市民を守る防波堤として市長に頑張ってほしい、本当にそう思います。これについては、再答弁もどうにもならないと思いますけれども、ぜひそういう視点で今後とも臨んでほしいと要望しておきます。 次に、街路灯のことですけれども、町内会がないところについても市独自で設置して、電気料金も管理しているということです。大変結構だと思います。私もその辺まで事情はよくわかりませんでした。町内会がどうしてもないとか、まだできていないとか、いろいろある地域があります。全く暗くて夜はおっかないという、そういうエリアもまだあるようですので、今の話をお知らせし、できるだけ危険なことがないような体制にしたいというぐあいに思います。 ついでにと言えばあれですけれども、現在町内会で負担している電気料金、3割ですか、3割負担ね。ようやく全部LED化にして、市も頑張っているということで、とりあえず第1ラウンドは終わったと。次は、3割負担もゼロにすべく、市には頑張ってほしい。というのは、町内会では例えば集会所を持っていれば、トタン屋根を塗りかえる、このことでも何十万円もかかるわけです。それも大変な負担なのです。そういう負担もありますので、ぜひお願いしたい。例えばうちの町内には、自分たちがつくった小公園というのがあるのです。あずまやをつくって、テーブル、椅子も自前でつくったりしてあるのです。そうすると、土日などは小学生たちが集まって、最近子供らが集まって遊べるようになったのです。今まで子供らが少なくて遊んでいる姿は見かけなかった。少し子供がふえてきたということでしょう。うれしいことです。そういう場所もあるわけです。そういうあずまやの屋根も塗りかえなければだめだということもあります。ぜひそういう町内会の負担を減らし、町内会の未加入者が加入しやすいようにするためにも、町内会費を安くする。そのためにも、何としてもそういう電気料金を負担しているものを市で全額負担する方向で検討してほしい。このことは私は特に質問に書いていませんから、考えてもいないでしょうから、部長は。今後このことを頭に入れて、ぜひ考えてほしい。そういう要望としておきましょう。 次、ごみの集積ボックスですけれども、1基6万円から7万円かかると言われています。ですから、大変なのです。町内会がまたそれを新たにつくるとなれば、半額、3万円から4万円を負担しなければならないということも出てくるわけです。町内会連合会からの要望がなかったということですけれども、かなり遠慮しているのだろうと思うのです。多分きょうのご発言を聞いて、回答を聞いて、安心して要望してくるのではないかなと私は思っていますので、その節はよろしくお願いします。 共同墓地の問題ですけれども、県内でどこかやっているところがあるとお聞きしました。ご存じでしたら教えてください。
○議長(
工藤正廣君) 民生部長
◎
民生部長(福島均君) お答えいたします。 先般弘前市のほうで設置したということは伺っております。 以上です。
○議長(
工藤正廣君) 8番
◆8番(舛甚英文君) やっぱり時代が時代だということで、そういう要望が出てきていると思うのです。本当に今大変な時代だと思います。個人の考え方もいろいろ変わってきています。そういう意味で、先ほどの言葉がありました。十和田市を最後まで愛してあの世へ逝けるように、そういうことをお願いして、私の最後の質問を終わります。
○議長(
工藤正廣君) 以上で舛甚英文君の質問を終わります。 ここで昼食のため暫時休憩します。 午前11時31分 休憩 午後 1時15分 開議
○副議長(田中重光君) 休憩を解いて会議を開きます。
△久慈年和君 質問
○副議長(田中重光君) 午前中に引き続き、5番 久慈年和君 (5番 久慈年和君 登壇)
◆5番(久慈年和君) 市民連合クラブ、社会民主党の久慈です。 1点目の教育行政について質問します。十和田市の児童生徒も参加している全国学力・学習状況調査の目的と結果について質問します。今年度も全国学力・学習状況調査が行われました。児童生徒の学力や学習状況を分析、調査し、教育施策の成果と課題を検証することで施策の見直しと改善を図るとともに、各学校が児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善などに役立てるために調査に参加しています。そして、子供たちの苦手な点を把握し、授業改善につなげることが目的です。 全国学力調査(学力テスト)は、地域、学校の序列化の懸念がある中、学力テストの結果を校長や教員の評価に反映するという自治体もあります。教育委員会は、学力調査の結果に対する児童生徒の学力や学習状況の分析と調査をし、教育施策の成果と課題を検証し、その結果、教育委員会は平成30年度全国学力・学習状況調査の結果概要として、「十和田市の子どもたちの学力と生活」を9月27日に公表しました。 質問の1点目は、全国学力・学習状況調査の結果の評価、「十和田市の子どもたちの学力と生活」などについて質問します。 次に、全国20の政令指定都市の中で、学力調査の平均正答率が2年続けて最下位だった大阪市の吉村市長は、全国学力調査の成績を校長や教員の人事評価とボーナスに反映させる、各学校への予算配分も成績結果に合わせて増減させるとの方針を出しました。学力を底上げするのが狙いと言いますが、私は理解できません。 保護者の収入が多く、学歴が高い家庭ほど子供は成績がよく、大学進学に係る期待も高く、子供の学力は家庭の経済状況と強い関係があることが文部科学省の学力調査に伴う研究でわかっています。行政による支援は、貧困や不登校といった問題を抱える児童や生徒が目立つ学校や地域にこそ支援を手厚くする必要があります。貧困層など不利な状況にある子供に向けて、文部科学省や自治体が教員を追加配置し、家庭の相談に対応することによって学力を向上させることができれば、格差の縮小にもつながると思います。 学力調査には、都道府県や学校の序列化を招き、競争を過熱させる副作用があります。学力偏重が現場に重圧を与え、教員と生徒のストレス要因になっていると言われています。 そこで、2つ目の質問は、全国学力調査の成績を校長や教員の人事評価とボーナスに反映させる、各学校への予算配分も成績結果に合わせて増減させるという大阪市の方針を教育委員会はどう捉えるのか質問します。 (2)の脱ゆとり教育への移行について質問します。ゆとり教育で目指したのは、オーダーメード、個人個人が違う方法で行う教育、個性を重視するゆとり教育。学習指導要領で定めた最低ラインを下げれば、あいた時間に知りたいことや学びたいことにもっと取り組めるはずでした。私は、ゆとり教育を支持します。しかし、脱ゆとり教育への移行になりました。 1つ目の質問は、脱ゆとり教育への転換で児童生徒にとってよくなった点と課題は何か質問します。 脱ゆとり教育で教科書のページ数がふえたことなどで、子供の通学時の荷物が多過ぎて、健康面や安全面を不安視する声が広がっています。文部科学省の2017年度学校保健統計によると、小学1年の平均体重は男性が21.4キログラム、女性が21キログラムとなっています。ランドセルメーカーの2018年の調査では、小学生がランドセルに入れる荷物は、1週間で最も重い日だと1年生で平均3.7キログラムという統計があります。ランドセル自体の重さが加わると5キログラムを超え、6キログラムにもなると言われています。背負うことで首や背中に痛みを感じると答えた子供もいるようです。アメリカの一部では、小中学校の荷物は体重の10%以下を推奨しています。 2つ目の質問は、荷物は体重の何%までというように一律に決めるのは教育のあり方に反するようですが、教育委員会は小中学生の荷物、特に小学校低学年の児童に対し、荷物は体重の何%という数値を推奨しているのか質問します。 3つ目の質問は、教科書や教材を入れた子供のランドセルが重いことが問題になり、文部科学省はことし9月3日、通学時の持ち物負担の軽減に工夫するよう全国の教育委員会に求める方針を決めたようですが、市の教育委員会にその通知が来たのか質問します。また、通知に対する教育委員会の方針、取り組みについて質問します。 (3)の男女混合名簿の導入の検討について質問します。男女混合名簿とは、児童生徒の男女の性別に関係なく、生年月日や名前の姓別の五十音順、アルファベット順などの順序に並べた名簿のことです。私は、教職員は研修や啓発の充実を図りながら、多様な価値観や個性の尊重、男女平等に関する理解を深め、その結果として各学校が共通認識のもと、主体的に混合名簿の導入を判断することが望ましいと思っています。 宮崎県教育委員会は、学校で使用する名簿は男女の性で分けないという方針を昨年11月に出しました。宮崎市では、公立小学校で男女の性で分けない名簿を採用している学校は、73校中わずか4校でしたが、昨年11月以降は25校ふえ、29校になったそうです。宮崎市教育委員会では、昨年度から実施した小学校は、実施するに当たり職員会議で検討し、教員から反対意見もなく導入が決められ、導入後も特段困ったこともなく、保護者からの問い合わせもないということです。もちろん子供たちも名簿を問題視することは全くないといいます。 しかし、県内の多くの学校では、男女混合名簿について、トランスジェンダー(性同一性障害)などの児童が在籍しておらず、事務処理の効率化や混合名簿導入によるリスクなどを踏まえ、導入を検討していない、男女別が効果的なので、必要性を感じていない、名簿以外で男女混合を行っていることも数多くあるから、男女別の活動や調査で使用することが多く、使用上煩雑になると思われるからなどなどあり、男女混合名簿の取り組みは進んでいません。 質問は、現在男女混合名簿の導入について検討しているのか質問します。また、検討していなければ、その理由について質問します。 (4)の小中学校の教員の健康管理について質問します。政府が先月末に過労死、過労自殺の現状や、国が進める防止対策をまとめた過労死等防止対策白書を閣議決定しました。全国の国公私立小中高など教職員約3万5,000人から回答を得た大規模調査で、80.7%が業務に関連するストレスや悩みを抱えていると回答があったようです。以前の一般質問で小中学校の教員の長期休業者の実態について、平成26年度小学校4名、中学校7名、平成27年度小学校11名、中学校10名、うち精神性疾患2名という答弁がありました。 1つ目の質問は、小中学校の教員の長期休業者の実態について、平成28年度と平成29年度の小学校、中学校の長期休業者数と精神性疾患などの休業者数について質問したいと思います。 次に、十和田市立学校職員安全衛生管理規程の第3条に、「校長は、職員の安全と健康の確保及び快適な職場環境の形成に努めなければならない」とあります。2つ目の質問は、市内の学校は全て健康の確保及び快適な職場環境になっているのか質問します。 3つ目の質問は、市内の小中学校の学校ごとの教職員数は50名未満なので、安全衛生委員会の50名以上の義務設置はありませんが、50名未満は任意設置になっています。任意設置の場合、安全衛生管理規程の第9条には衛生推進者を置くことになっていますが、衛生推進者設置の状況について質問します。 次に、公共交通、市街地循環バス等の冬期間の実証運行について質問します。9月議会で山端議員からの循環バス等の利用状況の質問に対する市の答弁が次のとおりありました。7月6日から8月23日までの間、中心市街地循環バス、延べ752人、1日当たり約16人、十和田湖支所シャトルバス、延べ202人、1日当たり約4人。 1点目の質問は、7月6日から9月30日間の実証運行の利用状況について質問します。 2点目の質問は、実証運行事業を実施しましたが、利用状況や車内アンケートなどの結果から、本格運行検討の課題は何か質問します。 次に、中心市街地での公共交通の
利便性向上、郊外から市街地へのアクセス向上を目指しての実証運行でしたが、7月から9月の間は夏休みでバス利用者が減る時期、自転車などの交通手段を利用するなど利用者が少なかったと私は思います。冬期間も実証運行することで、学生や特に高齢者の利用状況の把握が可能になるはずですし、高齢者の運転免許の自主返納にもつながると思います。 質問は、冬期間、東西だけではなく南北路線も追加して、今年度さらに2カ月間実証運行を実施すべきではないかと思いますが、答弁をお願いします。 次に、公共施設の整備、青森県たばこ耕作組合十和田支部跡地などの早期整備の検討について質問します。私は、現在中央病院、市民図書館及び保健センターの利用者の駐車場の数が不足しているのではないかと思っています。その理由として、中央病院の利用者など一部の方々が市民図書館や市民プール前の駐車場を利用していること。市民図書館の利用者は、図書館の駐車場が満車の場合が多く、満車の場合はすごく遠くなりますが、東側の中央駐車場を使用していること。また、保健センターはさまざまな事業を行う場合、利用者の駐車場が少なく、市民プール前の駐車場を臨時的に使用していることなど、これらの施設を利用する方々の駐車場が不足し、不便をかけていると考えています。 昨年9月15日の市議会全員協議会で、青森県たばこ耕作組合十和田支部の土地と建物の寄附採納の提案を受け、市民図書館及び保健センター利用者の駐車場として整備する提案がありました。 質問です。たばこ組合跡地周辺を整備して駐車場としての早期活用を求めますので、答弁を求めます。 次に、(仮称)屋内グラウンド建設に伴う大型バスの駐車場の確保について質問します。(仮称)屋内グラウンドの建設は、平成31年度から計画されています。現在中体連、サッカー大会やイベントなどの際、大型バスの駐車場として(仮称)屋内グラウンドの建設予定場所が利用されています。(仮称)屋内グラウンドの建設の工事期間は、大型バスの駐車場としての使用ができなくなります。 質問の2つ目は、(仮称)屋内グラウンド建設に伴う大型バスの駐車場の確保について質問します。 最後に、「広報とわだ」の活用について質問します。十和田地区視力障害者協議会、そして十和田点訳・朗読奉仕会の方々は、市の「声の広報」に対する認知や協議会や奉仕会に対する支援が進んでいることに感謝しています。以前は、2日ぐらい前に広報を市からいただき、慌てて録音しており、余裕のない編集となっていましたが、現在は広報を1週間ほど前にいただき、余裕を持って朗読し、編集できると会員は喜んでいます。ただ、私はせっかく録音された「声の広報」が限られた方々にしか配布されていない現状が残念でなりません。たくさんの方々、視覚障害者や「声の広報」を必要とされている方に「声の広報」が届けられることを期待しています。そのため、「広報とわだ」の活用について質問します。 質問の1つは、平成28年度以降の1級または2級の視覚障害の身体障害者手帳を所持した方の数について質問します。 2つ目は、市での「声の広報」作成の予算化の検討について質問します。青森市では、市が予算化して、「声の広報」の録音を委託して、1級または2級の障害のある希望者に配布しています。今協議会で編集を行っている方や点訳・朗読奉仕員の方々は、高齢化しつつあると聞いています。このままの状態では、協議会や点訳・朗読奉仕会の維持ができるか心配されています。ボランティア団体の点訳・朗読奉仕会に新しい会員もふえていますが、高齢化という厳しい状況に変わりがないようです。十和田地区視力障害者協議会の方々へ「声の広報」を配布するだけでなく、「声の広報」を必要とする視覚に障害のある方々に、また高齢者や身体に障害のある人、体が不自由な方にも配布できるよう市が予算化するよう検討を求め質問します。 以上で壇上からの質問を終わります。
○副議長(田中重光君) 市長 (市長 小山田 久君 登壇)
◎市長(小山田久君) 久慈議員のご質問にお答えいたします。 私からは、青森県たばこ耕作組合十和田支部跡地の早期整備の検討についてお答えいたします。 議員ご承知のとおり、本年4月1日付をもって、青森県たばこ耕作組合からご寄附をいただいた同組合十和田支部の土地につきましては、市民図書館及び保健センターを利用される方の駐車場が不足していることから、各施設利用者の駐車場として整備し、利便性の向上につなげてまいりたいと考えております。 なお、来年度市庁舎の外構工事を行うに当たり、庁舎西側分庁舎の解体が必要となることから、入居団体(外郭団体事務局、また市職員労働組合事務局)の一時的な移転先として、同組合十和田支部の建物を使用したいと考えております。このため、駐車場の整備時期につきましては、市庁舎建設事業完了後を予定しております。 その他のご質問については、担当部長から答弁させます。 以上、壇上からの答弁といたします。
○副議長(田中重光君) 教育長
◎教育長(丸井英子君) 全国学力・学習状況調査の結果に係る大阪市の方針に対しての教育委員会の見解と立場についてお答えします。 教育委員会としましては、大阪市など他の自治体の方針や施策に対して申すべきことはございません。また、人事評価や賞与等に反映させることも考えてはございません。 今後も同調査の結果については、ホームページ等で公表いたしますが、学校間の過度な競争や学校のランクづけなどとならぬよう十分に配慮するとともに、児童生徒一人一人の能力に応じた適切な指導がなされるよう、各校の授業の改善に努めてまいります。
○副議長(田中重光君) 教育部長
◎教育部長(三上和一君) 初めに、全国学力・学習状況調査の結果に係る教育委員会の評価についてお答えいたします。 本市の状況は、小学6年生の結果については、国語、算数、理科ともに全国平均及び県平均を上回っております。中学3年生については、国語、数学は全国平均及び県平均とほぼ同じ状況で、理科は全国平均とほぼ同じ状況ですが、県平均をやや下回っております。このことから、小中学校ともにおおむね良好な学習状況であると捉えております。しかし、設問によっては全国平均や県平均を下回るものもございますので、計画訪問や要請訪問などを通して、各校の実情に応じた指導を行っております。 次に、脱ゆとり教育に関するご質問にお答えします。 脱ゆとり教育という用語は、文部科学省が用いる言葉ではございませんが、一般的に使われておりますので、この語を用いてご説明いたします。平成23年度小学校学習指導要領完全実施及び平成24年度中学校学習指導要領完全実施による、いわゆる脱ゆとり教育のよかった点は、小学5、6年に外国語活動が新設されるなど、児童生徒の学ぶ教科等の内容が充実したことが挙げられます。課題としては、言語活動と理数教育の充実、外国語活動の充実などにより、年間総授業時数が増加したことです。これらの課題解決に向けて、児童生徒にとって過重な負担とならないように教育活動の工夫、改善を図りながら、教育委員会及び各校において今現在も鋭意努力しているところでございます。 続いて、児童生徒の学習用具等の総重量増加についての認識についてお答えします。 教育委員会として学習用具総重量の数値による目安は特に定めておりませんが、文部科学省からの通知文書、「児童生徒の携行品に係る配慮について」を踏まえ、児童生徒の過重負担とならぬよう、各校の実情に応じた配慮をするよう校長会で伝えるとともに、文書での通知を行っております。 次に、男女混合名簿の導入についてお答えいたします。 学校の出席名簿は、男女別名簿が一般的ではありますが、多様な価値観や個性の尊重、男女平等の観点から児童生徒を男女の区別なく、生年月日や五十音順に並べる男女混合名簿を導入している自治体があります。十和田市においては、男女混合名簿を導入している小中学校は現在ございません。その理由として、実際の運用面での不便さが挙げられます。保健体育や身体検査など、男女別々に活動する場面が多く、事務処理の効率化等を考慮して、男女混合名簿より指導実態に合わせた男女別の名簿としているところです。今後につきましても、男女混合名簿の導入については校長の判断となりますが、教育委員会といたしましては、男女混合名簿の導入について検討する予定はございません。 次に、教員の健康管理についてお答えいたします。 事務職員を除く教員において、30日以上の休暇取得者は、平成28年度は小学校11名、中学校11名の合計22名、内訳として病気休暇が5名、病気休暇以外が17名となっております。また、平成29年度は小学校13名、中学校11名の合計24名、内訳として病気休暇が8名、病気休暇以外が16名となっております。 次に、市内の学校は全て健康の確保及び快適な職場環境になっているのかについてお答えいたします。 校長は、校内を巡回し、環境衛生の点検、確認を行うほか、定期的に教職員との面談を実施し、健康管理を行うことで教職員の安全と健康の確保及び快適な職場環境の形成に努めております。 次に、市内の学校の衛生推進者の設置状況についてお答えいたします。 当市の全ての小中学校で衛生推進者を選任しており、校長と連携のもと教職員が教育活動に専念できる適切な労働環境の確保に努めております。 次に、(仮称)屋内グラウンド建設に伴う大型バスの駐車場確保についてのご質問にお答えいたします。 (仮称)屋内グラウンドの建設につきましては、平成31年度当初の着工を予定しておりますが、議員ご指摘のとおり、建設工事が始まりますと、同敷地が駐車場として利用できなくなり、若葉球技場利用者にご不便をおかけすることとなりますので、赤沼字下平の市有地を臨時駐車場として利用することを検討しております。 以上です。
○副議長(田中重光君) 企画財政部長
◎企画財政部長(中野孝則君) 市街地循環バス等実証運行の利用状況についてお答えいたします。 市では、市街地循環バス等実証運行をことし7月6日から9月30日まで計81日間運行し、その利用者数は市街地循環バスが延べ1,288人、1日当たり約16人の利用、十和田湖支所シャトルバスが延べ301人、1日当たり約4人の利用となっております。 次に、市街地循環バス等の本格運行に向けた検討課題についてお答えいたします。 今年度実施しました実証運行の結果から、市街地循環バスにおきましては、日曜日の利用や午後4時以降の利用が少ないことがわかりました。また、十和田湖支所シャトルバスにおきましては、全体的に利用者数が少ない状況でございました。このため、運行区間、バス停の設置場所、時刻などを再設定し、徒歩や自転車での移動が困難となる冬期間の運行も含めて、さらに市民需要を把握する必要があるものと考えております。 次に、冬期間の実証運行を実施することについてのご質問にお答えいたします。 議員お見込みのとおり、このたびの実証運行において、冬期間の運行や運行区域の拡大について市民からご要望をいただいているところでございます。しかしながら、新たな実証運行を実施する場合には、交通事業者や道路管理者との調整、また運行許可に係る手続などに時間を要することから、冬期間を含めた実証運行については、来年度からの実施に向け、検討してまいりたいと考えております。 以上です。